金曜日に母と六本木に行って来ました。暇になったら六本木の観光に行くと約束していたのですが、2月3月は教授と原稿描いてフンダララで、4月は体力使い果たしてウンダララで、5月は風邪引いてぶっ倒れてスンダララっとやってたらこの時期になってしまいました。……4月って俺は何やってたんだっけ……。
　4ヶ月遅れで親孝行って酷い話だね。すみません。

　着いて早々、ヒルズで昼食を取りました。ヒルズはレストランなど食事する場所がかなり多いです。自分がヒルズの中で働いていた頃と比べて、メニューの金額が安くなってたのにびっくりしました。世界でも地価の高さ上位に轟くような場所でも、デフレの影響って受けるんですねー。

　今日の目的は六本木ヒルズの展望台です。六本木の高層ビルはヒルズとミッドタウンがありますが、ミッドダウンはあくまでもオフィスビルで、展望台はありません。
　ヒルズとミッドタウンのどちらに遊びに行く方が楽しいかと聞かれたら、ビジネスと観光の両方を目指したヒルズの方がおもしろい。一度入るとあっちこっちをグルグル歩かされるヒルズと、目的地から駅までほぼ一直線に行けるミッドタウンとで、内部の構造でも両者の方針の違いが見て取れます。ミッドタウンの設計者は、ヒルズをかなり研究したのではないでしょうか。
　ヒルズをまじめに観光をするとあっちこっち歩くし上ったり降りたりも多いので、結構疲れますので御覚悟を。駅までに一度地上に出ないと行けなかったりで、ヒルズは仕事の場としてはどうだろうという気がします。昼休みにはヒルズは楽しいですが。

　閑話休題。ヒルズの展望台は東京タワー特設展望台や東京都庁の展望台よりも高いとこにありまして、一般の人が行ける東京で一番高度の高いところです。展望台には入場料1500円＋スカイデッキ300円で行けます。普通の展望台までは1500円ですが、もう300円を払うとスカイデッキという屋上まで上がれます。
　屋上で私物が吹き飛ばされて下に落ちでもしたら大惨事になってしまうので、手荷物はロッカーに預けないと行けません。

　やはり高いところは楽しいですねー。東京のど真ん中なのに、空を見上げれば何もないというのは中々感動です。
　ヒルズから、東京タワーも都庁もNECビルも皇居も全部見渡せます。ビックサイトはフジテレビの陰になって見えないのがちょっと残念。今度行くときは、地図と双眼鏡を持って行くと良さそう。って、俺は双眼鏡を持ってなかった。単眼鏡ならあるけど。

　ただいま六本木ヒルズではボストン美術館展をやっているので、ついでに見てきました。ボストンにある私営美術館です。私営でこれだけの収蔵品を誇る美術館を維持しているのは凄い。名古屋にも姉妹館があるなんて知らなかった……。
　ボストン美術館と言えば印象派ですね。モネやルノワールの実物が見られました。ミレーの実物も甲府に行ったとき以来の久しぶりに鑑賞できました。

　名画を見るのは楽しいですよ。凄い絵は1時間ずっと見続けても飽きません。それくらい見る人の期待に応える物を描きたいですね。もっとも、いまどき絵一枚に一時間も付き合ってくれる人がいるかどうかわかんないけど。
　今時分は量産できる人じゃないと辛いですなー。

　ついでに森美術館でやってた「六本木クロッシング」という日本現代美術の展示も見てきました。うーん……。なんかノリがなんか若手芸人さん風な感じ。これよりは多摩美の卒制展の方がおもしろかった……って言ったら怒られる？　Pixivに上がってる物のほうが作家のエネルギーを感じるなぁ。
　一発芸的な作品はあまり好きじゃない在原でした。

　最後にミッドタウンの方も行ってきました。ミッドタウンはビジネスビルなので、あんまり観光にはおもしろい施設はなかったり。もちろん食事する場所は多いのですが、落ち着いてコーヒーやケーキの飲めるところって意外と無かった……。
　知ってる人に出くわさないか、ちょっとヒヤヒヤしましたが。
　ミッドタウンのハンバーガー屋はすごい美味しいんだけど、ハンバーガーとしてあり得ない値段だった……。ハンバーガーじゃなくて、高級ハンバーグをパンとサラダで挟んだ物と解釈した方が良さそうだ。

六本木ヒルズ
ボストン美術館
東京ミッドタウン